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これも、ボディランゲージの一つです。 「私はいま少し興奮していますよ!」 と、唇で教えているのです。
もしこの口紅を淡いピンクにするなら、「私は純情よ」という気分を合図していることになり、同じ誘いにしても「今日はベッドインはなしよ」と、いっているようなものです。 新しい出会いのときは、あまり言葉を交わせません。互いに恥ずかしがったり、話題が見つからないこともあるからです。そんなときほど、ボディランゲージは効果を発揮します。
この濃い口紅の唇を動かすことによって、男性を誘惑することも可能だからです。たとえば、彼の目の前で舌の先を少しだけ出して、唇を舐めてみましょう。 すると、ぬめぬめした唇になりませんか? 光る唇になると同時に、舌の動きはなんとなくセクシーです。 これは唇というのは、女性器を表わしているからです。ヒトが二足歩行になったとき、神様は唇と乳房という、二つの性的信号を与えたといいます。 それまではサルを見ればわかるように、赤いお尻が性的部位であり、この赤い色が濃く変わることで、異性に信号を送っていました。動物を見れば、それぞれに信号があります。 匂いの信号もあり、羽根の色の変わる鳥の例もあります。 人間も動物の一種である以上、それはまったく変わりません。いや、ほかの動物は、性的信号を送る時期が限定されているのに対し、人間は365日、いつでも興奮可能です。 だからといって、ツイッターではありませんが、毎日「私興奮している。なう」などといったあからさまな信号を送るわけにはいきません。 そこで色彩で、異性に信号を送ることを考えたのです。 古来、赤が人間の気持ちを浮き立たせることは、わかっていたようです。辰砂(しんしゃ)は水銀と硫黄の化合物ですが、鮮紅色となります。 これを口紅に混ぜて使っていた時代もあったようですが、女性を美しく見せると同時に、男性の目に興奮を与えます。その後赤い色は、女性の好む装いの色となっていきましたが、赤い腰巻や紅絹色(もみいろ)の和服の裏地は、男を性的に奮い立たせます。 まず、その最初として、いつもよりやや濃い目に口紅をつけるだけで、男たちはそれに誘われて近づくはずです。 物をいわなくても、色で女性の唇は、性的欲望を男性に伝えることができるのです。思いきって、いつもより濃い目の唇にしてみませんか? 赤黒くすれば、いっそう強調されるでしょう。 |
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