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小説や芝居、テレビドラマには、この言葉のバリエーションが数多く見られます。 車でデート。遠くまで運転して疲れたから、ちょっとホテルで休んでいこう、というケース。 江戸時代なら、大きな呉服屋の娘と付き添いの番頭が二人連れで出かけたときに、娘が足を引きずり出したので番頭が親切そうに茶店で休んでいこうと誘うケース。 あるいはまた、テニスやゴルフ帰りに、疲れたので一杯飲んで帰りましょう、と誘うケースなど、いろいろなシチュエーションがあるのではないでしょうか。
★一見すると優しい男に見えますし、思いやりがあるように見えるのでしょうが、ちょっと考えればこれは落とし穴であることがわかるはずです。でも、女性には見えないのです。 相手が怪しげな優しさをもっているのか、本当の思いやりをもっているのかを判断することはなかなか難しいですが、それがしつこいか、それが有益か、それとも有害かを思い浮かべればわかるものなのです。 たとえば、「休んでいこう」といったとき、とりあえずいったん断れば、相手の出方が見えてきます。何度もしつこく迫ってくれば本当の親切ではなく、自分本位の悪巧みかもしれません。また、その提案に害がないかどうかを考えてみるのです。 ★ 休んでいく→一部屋で二人が休む危険性 ★ 儲かる→存する危険性 ★ 幸福にする→不幸になる危険性 ★ やせられる→不健康になる危険性 ★ 有名になれる→清純性を失う危険性 こう並べていくと、優しく親切な男ほど冷酷な計算をしているともいえます。もちろん、全員がそうとは言えませんが、優しく甘い提案ほど飲みやすいのです。 肉体関係でも、こういう男ほど異常に優しいのが特徴です。 「痛くない?」「疲れない?」 最初のベッドインのあとも、しつこいほど優しさを発揮し、女性を有頂天にしますが、病人とベッドインしたわけではないので、「疲れない?」などと聞くほうがおかしいのです。それを女性がおかしいと感じなければ、すでに危険水域に入ってしまっているというべきでしょう。 ★男には本来、女性と違って本質としての優しい態度は持ち合わせていません。いわばテクニックであり、一瞬のものなのです。 「どうしたの? 今日はバカに優しいのね」と女性から聞かれるように、1年中優しくしてはいられないのです。それを長続きさせる男だったら、まず心の底でなにか冷たい計算をしていると思って、絶対間違いないでしょう。 |
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