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誰だって真剣な愛がほしいし、その愛をベストな形で完結したいのですが、一方では、真剣な愛への恐れも強いのです。恋愛小説を読むのも一種の実用記事としてであって、私ならこういう女主人公になりたいとかなりたくないとか、判断しつつ読み進めていくこととなります。 映画を観たあと食事をしながら感想を話し合ってみると、男よりはるかに深く心理を読んでいることに驚くことがありますが、女性は作家であると同時に女優でもあるのです。
それだけに、軽薄な男とつき合うときは、自分もコメディ女優のように軽く演技できるので気楽なのでしょう。 ところが男からみると、なんであんな軽い男とつき合うのか、と不思議でなりません。なかには、「俺のほうがよっぽどいい男なのに、なぜあんな男と・・・」と疑問に思うようですが、それは女心を知らないのです。 しかし、なかには本当に男のまやかしを見抜けない女性もいます。自分が卑しくなっていくのがわからず、低級な男にくっついてしまうのです。 そして気がついたときには、そう簡単に別れられず、堕落してしまう女性も少なくありません。 とはいえ、基本的に女性は明るく楽しい男を望んでいるのであって、どんなに頭がよくて一流大学出身であっても、陰気な男はイヤなのです。 とくに最近はアメリカナイズされた学生生活を送っているだけに、「楽しい」ことが生きがいになってきているのでしょう。陰気で暗く不快な人生は、女性にとって必要ないのです。 これはむずかしくいうと、結婚生活も仕事に全精力を注ぐタイプの男より、人間らしい時間をもつ気楽なタイプの夫のほうがよっぽど充実しています。これが楽しい男、軽い男に女性を向けさせていると考えられます。 もうひとつ考えられるのは、軽薄な男なら別れても自分に傷がつきにくい、という女性らしい打算も込められています。 真剣な恋にのめり込んでしまうと、別れるときは女性が傷つくことをよく知っているのです。いいかえれば、男にとっては軽薄に見せたほうが女性を誘いやすい、といえるでしょう。 恋愛下手な男ほど、女性の前に出ると緊張して顔のスジがつっぱってしまいます。それでは女性も気軽に応じるわけにはいかないでしょう。 ★軽い恋の電車なら乗り降りも簡単そうですが、重苦しい恋愛列車では、飛び降りたらケガをしそうです。そんな電車だったら怖くて乗れません。 |
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