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こういう手紙が女性に送られてくる場合があります。これは女性の虚栄心をうまくついたダイレクト・メールですが、ふつうなら引っかからないだろうと思われる女性たちが、みごとに騙されてしまうのです。 「選ばれたあなたに・・」という口説き文句がいかに有効かを示す一例ですが、これは口先でのお世辞でも同じなのです。女性なら誰でも、ほめられて悪い気はしません。ことに堂々たる紳士やステキな男にほめられると、よけいに気が高ぶって、その気になってしまいます。
口先を「明」とすれば、誠意は「暗」であり、誠意とは心の問題だけに見えにくく、また即座に効果があるものではありません。男が女性に誠意を示したとしても、「ありがとう」の一言ですんでしまう場合もあります。 それに対してお世辞は、いますぐ楽しくなったり優越感をもてるので、女性にははるかに効果的です。 ★女性を騙そうとする男であれば、間違いなく誠意を示すより口先で勝負しようとするはずです。ところが、乗せられていると内心思っていながら乗ってしまうのが女心なのです。 わかりやすい例を話せば、盛り場から自宅が遠く離れている女性がいるとします。誠意のある男は、そのためデートを短時間で切り上げて、電車で帰宅させるようにしていました。ところが、ここに一人の男が現れて 「遅くなったらタクシーを呼んであげるから・・」といわれて安心して遊んでいたのです。彼はきちんと彼女一人をタクシーに乗せて、門限までに帰しました。この1回で彼女はこの男を信頼し、次のときも同じようにしてもらいました。ところが、タクシーを呼んで帰してはくれましたが、その前に深酔いさせられてホテルに連れ込まれ、そこから帰されたのです。 誠意を持っている男は彼女自身のことを考えて早く返していたのですが、口先だけの男は自分の欲望を考えて彼女を操っていたわけです。この差はよく考えれば誰にでもわかりますが、そのとき口先だけの男のほうがカッコよく見えてしまうのでしょう。 彼女を「バカな女」と一刀両断するのはたやすいですが、これは女性の本質なのです。男にだって別の面のバカさ加減があるように、互いに完全な人格ではありません。批判はできないのです。 ★とくに女性は「アロンソンの不貞の法則」といって、見知らぬ人から美しさをほめられると、ついその気になって不貞を働いてしまうといわれています。少し飽きがきた夫や恋人より、見知らぬ新鮮な男に心を移してしまうのです。 男にとっては、そんな女心を知っておかないと、「もう彼女は俺のもの」と安心していたら、とんでもないことになる場合もあるのです。 |
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