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たとえば、女性は言葉で「愛している」といわれたとしても、けっして満足しません。 男同士であれは、会社で上司から、「キミが頼りなんだから頑張ってくれ」といわれたら、なんの疑念も抱かず感激していっそう仕事に励むでしょう。
しかし、男女の場合は、互いにバーバル信号(言葉によるもの)だけで愛情を表すことは絶対不可能です。「愛」にはムードが必要だからです。 たとえば、掃除の最中に愛を囁かれてうっとりする女性はいませんし、男が仕事で悩んでいるとき、女性から愛を告白されても、いまいちムードが盛り上がりません。それだけ愛には雰囲気が必要であり、ムードに左右されてしまうのです。 恋のテクニックが巧みな男ほどノンバーバル信号に慣れていて、ムードの醸し出し方が完ぺきです。それで女性は男の選び方を間違えてしまうのです。 「偶然の出会い」といって、「また会いましたね」の一言で「愛」を予感する女性は10人中9人もいるといわれています。簡単に言えば、偶然の出会いを3回つくれば、どんな女性でもそのムードに酔ってしまうということです。 また「ロウソクの恋」といって、淡いランプの光やロウソクの火の下の語らいは、いまのいままで他人であった男女を恋人に変えてしまう不思議な力があります。とくに洋の東西を問わず、神や仏、あるいは霊魂への語りかけには必ずロウソクを使うため、この火には運命がこもっていると信じられているからです。 とくに女性は男より神仏信仰が強いので、ロウソクの火を卓上に灯すレストランは恋愛上手な男のお気に入りです。 また、ムードという言葉には「薄暗い」という意味があり、真っ暗闇では恐怖心を起こすだけですが、少し暗くなる夕暮れの一瞬は、女性の心にある不安感を呼び起こし、思わずそばのものを握ったり、もたれかかりたくなるのです。 そこでこの時間を「悪魔に襲われる時間」といって、女性は誰かにしっかり手を握ってほしくなるのです。 男にとっては手を握ってイヤがられるどころか、感謝されるのですから、ムード(薄暗い)が大事なことがわかるでしょう。 つき合いの初期の段階では、夜のデートは無理という初心な女性がいますが、朝から夕方までのデートでは、いつまでたってもボーイフレンド、ガールフレンドの域から抜け出せません。 ★女性を少しでもその気にさせようとする男は、夕方以降をたくみに活用するのです。街によっては夕方5時、6時に「夕焼け小焼け」の鐘を鳴らしますが、この時間から女性は不安に襲われることを知って、少しでも女性から身体をもたせかけるように導くのです。 |
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