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生理的には、アイコンタクトによって刺激された脳からは、エンドルフィンやドーパミンをはじめとする、さまざまな物質が分泌されて、そしてあなたの思いや相手の思いが現実化してくるのです。
無表情で相手を鋭く凝視するアイコンタクトをとると、相手は強い威圧感を感じてしまうものです。 ふつうのアイコンタクトなら、相手は見つめてきた目の中に、どういう気持ちが潜んでいるのかを探ろうとします。たとえば、熱いまなざしなら 「温かくやさしく見つめていたから、ひょっとして私に恋心を持っているのかしら?」 あるいは、悲しみをたたえた目なら、 「何か悩みごとや相談ごとがあって、私に話を聞いてほしかったのかしら?」 などと、相手の心を推し量ったり、読み取ったりします。 ですが、相手が無表情で凝視をしてきたらどうでしょう。 無表情な目からは、相手の心理や感情は読み取ることができず、逆に何を考えているのだろうかと不安になったり、あるいは、自分が何か隠しごとをしていることを知っているのだろうかと憶測したりします。 ただ自分に恥じるものがなければ何ひとつ動揺することはありませんが、何か思い当たるフシがあると、心がソワソワして落ち着かなくなり、焦りが生じます。 「あのときの浮気がバレてしまったのだろうか・・・・」 「先日したケンカのことをまだ怒っているのだろうか・・」 などと、頭の中をいろいろなやましいことが走馬灯のごとく巡り、相手の心を読み取るのではなく、自分の心の中を探る作業を始めてしまうことになります。 ですから、もしあなたが彼の恋人であり、彼がほかの女性と遊んでいる疑いがあり、しかも、直接聞き出して問題を大きくするのは不本意だと思っているときには、彼の目をじっと凝視するといいでしょう。 おそらく、彼は、あなたの目を見返すことができず、顔には、みるみるうちに焦りの表情が浮き出てくるでしょう。 凝視には、それほどの威力があるのです。 |
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