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人間はたとえ贅沢する気がなくても、最低、食べていけなければ恋愛感情が起こらないといわれており、まず、食べ物、空気、水など最低限生きる要素が先に必要なのです。 次に、他人から生命を脅かされない家や部屋、ゆっくりした安眠などをほしがることも当然です。このとき必要な男は、愛情というより生存のための雄の役割を持った男でよいわけで、愛情といった高度な感情が働くわけではありません。 いいかえれば、恋愛はこの上に立って成り立つわけで、他人から侵されない大きな邸宅を持つ男や、その可能性のある男に強い愛情を女性が抱くのは、ごく自然のなりゆきなのです。 とはいうものの、いま現在、女性のなかには精神性を高く評価する人も少なく、金銭の価値より心の豊かさを求めるわけですが、これは国が豊かになってはじめて起こる感情です。発展途上国の人々は、貧しさから救われたいと思うだけなのです。 もし、貧しい家庭に生まれ育った女性であれば、経済的にゆとりのある男に恋して当然であるし、豊かな家庭に育った女性なら、心の広い男にあこがれの心を抱くのがふつうでしょう。その意味で「お金を目当てに恋愛した」といわれたとしても、けっして悪いことをしたわけではありません。
誰にでも上昇志向はあり、少しでも豊かな暮らしをしたいと思うものですが、マスコミはつねに「清らかさ・清純さ」を最上位に置くきらいがあり、この精神に反するものは「悪・不純」と烙印を押すのです。 ですが、経済的基盤のない愛情は、たとえ清純であっても壊れる危険性が高いのです。 経済的に安定しない男であったなら、逆に女性の持つ財産は食いつぶされてしまうでしょう。 場合によっては、貢ぐ女になっているかもしれませんよ。それで幸せだと思うなら、それはそれで人がとやかく言う筋合いではありませんが、それでは不幸だと考える女性なら、そんな恋愛はすべきではありません。 恋愛は幻想のようなものであり、世間知らずの女性ほど、幻想を抱きすぎて捨てられる危険性があります。口先だけ甘いことを囁く男ほど、女性から利益だけを引き出そうとします。世間には「キャッシュカードを拾ったようなものだ」とうそぶく男だっているのです。 恋愛は、いつの時代も安定した基盤をもった男でないと恋愛対象には入れない、と考えるほうが賢明だと思います。 |
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