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「フェロモン」とは、もともとはミツバチを含めたある種の昆虫が体内から分泌・放出する性物質のことで、実際には、人間の女がこれを放出していることは証明されていないようです。哺乳類では、シカが出しているとされているのみです。 要するに、「あの女はフェロモンを放出している」といっても、あくまでも雰囲気の問題であって、人間の男が、目に見えない性物質によって、トリコにされるわけではありません。 しかし、女性のなかには、その性物質の存在を本気で信じている人がけっこういて、「あたしには、フェロモンがないから」などと悩んでいたりします。 ★ですが、男性にアピールするのは、フェロモンではなく、意外性なのです。
魅力というのは、努力と工夫によってこしらえるものです。ここでいう努力・工夫とは、あくまでもキャラクターの改造のことです。 「男って、けっきょくは美人が好きなんでしょ」、そんなセリフを口にする女性がいますが、それは認識が甘すぎます。 NHKのBS系アナには、民放系よりね正統的な美女がズラリと並んでいますが、そのなかには男の心を惹きつけるタイプは意外に少ないものです。
BS系の正当派美人よりは、男は、けっして美女とは言えなくても、独特の色気を持っている女性に、性的誘惑を覚えるものです。 また、タレントでいうと、かつてアデランスのCMでは気のいい素朴なオネエちゃんふうだった井川遥が、口紅のCMで全身から女性らしい色気を発散させました。そこには、まさにハッと息をのむようなインパクトがあったものです。 釈由美子も、いわゆる正当派美人とは言えませんが、ひょうきん系お色気からクール路線に移行することによって、体内に秘められたセクシャリティを全開させました。 以上のように、女性は、ビジュアルそのものではなく、つねにキャラの力によって男を魅了するものです。そして、ここには、性的インパクトを与えるキャラの秘訣があります。 そう、「アンビバレンツ」です。むずかしい言葉で訳すと、「二律背反性」、つまり、意外性ということです。魔物が、かならず二つ以上の正体を持っているように、二つ以上の正体を持つ女性は、魔性の魅惑を帯びるのです。 たとえば、日ごろ酒を飲まない女性が、「今日だけは」といって飲みだすだけで、男は、「ほうっ」と感嘆の吐息をもらします。もうひとつの正体がある女性に、男は、たぶらかされた気分になるのです。それは、男に、ちょっとしたスリルを抱かせてくれます。 それだけで、あなたは、その瞬間、男を魅了したといっていいでしょう。 つまり、あなたは「もう一人の自分」をつくることで、いとも簡単に「フェロモン系オンナ」になれるというわけです。 |
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