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むしろ「困ったなあ」「めんどうだなあ」「うんざりだなあ」「ずるいなあ」と、不快感を覚える場面のほうが、圧倒的に多い。 しかし、あまりにも涙を見せない女性というのも困りもので、男は、「可愛げがない」「小憎らしい」「オレのことをなんとも思っていないんじゃないか」などと感じるのも事実です。 やはり、女性は、どこかで泣かなくてはならないことになるようです。
それでは、どんなとき、どんな場所で泣けば、「武器としての涙」を最大限に活用できるのだろうか? ★まず、お互いがガンガンやりあっているような局面では、涙を見せないほうがいい。それは悔し涙にしか見えず、よけいに勝気な女だと思われます。 理論で負けて形勢不利になったときはどうか? そこでも、こらえておいたほうが賢明でしょう。泣いてしまえば、たいがいの男はずるいと思うだけです。 ただし、涙に逃げ込まずに、はらはらと涙の雫をこぼしつつも、たしかな声で、自分の思いを訴える場合は、その限りではありません。 こんなとき、男は、すっと頭を冷やし、じっと女を見つめます。どう考えても、泣いた姿は、男よりも女のほうがカワイイに決まっています。 ここで、局面はガラリと変わり、男は、ケンカに負けたくないという気持ちを捨てて、女の泣き顔だけを見つめていたい気分になるはずです。これはもう、ほとんど胸キュン状態になっています。 ★賢明にふつうの表情をとりつくろいながら流す涙は、女性特有のしとやかさを感じさせ、なおさら男の胸を打つのです。 その意味で、ケンカは、男の心をとらえる絶好のチャンスともいえるでしょう。
次に、仕事か私生活で大ダメージを追った男が、酒に酔って泣いているような場合は、あからさまに同調の涙を流してはいけません。 その場面でハンカチなど出して泣いて見せようものなら、映画「タイタニック」を見て涙するのと同じ程度の感性だと思われます。 「なんだ、お前は、人の不幸をサカナにして自己陶酔のカタルシスにひたるつもりか」。このあたりの心理には、男はとても敏感なのです。 ★そこで、こんな場合は、かすかに斜め横を向き、人差し指で軽くマツゲをぬぐうしぐさをするだけにしよう。 このしぐさは、ヘタな同情にも自己陶酔にも見られずにすみます。ひたすら、自分の愛する男が傷ついていることだけを悲しんでいる風に見えるはずです。 |
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